のびしろ凸凹日記

20代ADHD.自閉症スペクトラム日々の凸凹日記。

アカデミー賞2020のお話し。

こんにちは。

関東は新型コロナウィルスの影響もあり、
日数の経過と共にマスクを着用する人の頻度が増加している光景が目立つようになりました。

のびしろはメガネは曇るし顔の周りに圧迫間があるとそっちの方が気になってしまうので、
正直マスクの着用は避けたい派なのですが、
ここまでの感染率を考えると流石に交通機関内では着用しておくようになりました。

いずれも感染者の数はまだまだ増加の一方をたどるようなので、一体いつまで続くのやら‥‥‥‥といった感じですね。



そして、今月の10日。

映画の祭典
第92回アカデミー賞授賞式が行われましたね。

今年は何とパラサイト-半地下の家族-が4部門授賞達成!という事で本当におめでとうございます!

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脚本、監督賞にポン・ジュノさんが授賞され、
さらに作品賞と国際長編映画賞までも総なめにするという素晴らしい歴史的快挙が実現しましたね。


のびしろは公開からしばらくして映画館の方へ足を運びましたが、平日の昼頃ながら館内は観賞客で席がパンパンだったのを今でも鮮明に覚えています。


パラサイト=寄生といったタイトルなだけに、
富裕層と貧困層の家系を舞台に物語が二転三転と変化していく様子は正に韓国映画!と言える様な本当に先の読めない展開にはのびしろも驚きましたし、

前半はまるでスパイ映画を観ているかのように言葉巧みに富裕層の住人達を騙してスルっと丸め込み元・半地下に住む者達がそれぞれの役割りを分担し豪邸へと潜入していく下りも含めてテンポがよく気持ち良かったかったですし、

これで半地下で暮らす一家も勝ち組の仲間入りかぁ~‥‥‥‥と思いきやラストにはズシ~ン‥‥‥とくる置き土産を残して終幕する展開も含めてポン・ジュノワールド満載な一本だったなぁと感じました。

同監督作品で言えば、
2009年に公開された母なる証明という作品を観賞した際にも感じた部分ではありますが、
とにかくラストがスッキリとしないといいますか、


これは果たしてハッピーエンド‥‥‥で良いのかな?


といったような終始モワァ~ンとした世界観が用意されているので、
若干好みは別れますが受け取り方によっていくらでも考察ができてしまう余波を残してくれているのも監督ならでは!といった感じで独特な世界観でどの作品も良い意味でクセがあって面白いです。


特に母なる証明ではトジュンという知的障害を持つ成年をウォン・ビンさんが演じられていたのも凄かったですが、
この作品はあくまでその母親が主人公となっていて
ある事件をきっかけに息子トジュンに殺人容疑が掛けられてしまい、息子の無罪を証明し真犯人を特定するためキム・ヘジャさん演ずる母があらゆる手段を使って動き出すという流れになるのですが、

こちらもポン・ジュノワールド全開となっており、最後にはしっかりとズシン‥‥‥‥と重た~い置き土産を残していくのでこちらの作品もおすすめです♪


現在50歳という若さながら独自の世界観を開拓し映像という技法を通して観客の心に美しい作品を残して下さるポン・ジュノ監督にはまだまだこれからも活躍して頂きたいですし、

パラサイト-半地下の家族-という作品を通して純粋に韓国映画の底力や魅力についてもっと知りたいなぁと感じる事ができました。

そして今作パラサイトにてちょっと頼りないお父ちゃん役を演じられた名俳優ソン・ガンホさんが出演されている作品の中で個人的おすすめは↓

タクシー運転手~約束は海を越えて~

シークレット・サンシャイン

グエムル漢江の怪物

殺人の追憶

なとなど。
作品によって役どころもガラりと変化するので、
多彩なソン・ガンホさんの演技も注目してほしい!という事で最近観賞した中で特に印象に残った作品をピックアップしてみました♪

いつかレンタルビデオ店へ足を運ばれた際には一度手にとってみてはいかがでしょうか☆